2025/11/06

ほんのリズム


また生き延びたらしい
嫌がらせにもほどがある

 
本能の赴くまま
口にしたアイスで
世界がほんのり色付いた



目が覚めるたび
暗がりの楽譜に物語の続きをえがいた

本をめくるたび
曲が聴こえてくるような言葉を紡げたら
どんなにいいだろう


また嫌がらせをされるまで
またほんのり生きるのだ