
車の中にいた。
帰路につくワゴン車は、会社の送迎用らしく、同僚たちが雑談を交わしている。
私の家が一番遠いので、最後に降りることになるため、後部座席にいた。
「なんだ、あれ?」
運転手の男の子がそう言うと、車はスピードを落として停車した。
みんなで前方を覗き込む。
未確認的な飛行物体が浮かんでいる。
まん丸のかたちのものが、何個も。
気付くと、未確認的な生物らしきものが道路にいた。
人間のかたちのようではあるが小さくて、たとえようのない未確認的な色をしている。
こちらに気付いたのか、近付いてきて攻撃をしてきた。
運転手の男の子が車を降り立ち向かうけれど、群れに引きずり込まれ、死んでしまった。
今度は女の子が運転手になり、私は助手席に座った。
急いで逃げようとすると、ヒト型ミカクニンがガラスを突き破って入ってきた。
みんなで必死に戦うけれど、腕を噛まれたり、命を落とすものもいた。
どこまで走っただろうか。
誰もが疲れ果てていた。
退廃した世界を私は見つめていた。あちこちに未確認的な飛行物体が浮遊し、未確認的な色した未確認的な生物が侵略している。安全な場所など、もうどこにもないのかもしれない。
大きな石が道を塞いでいた。
通ることができず、車はゆっくりと引き返すしかなかった。
という夢。
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