ふたたび

黒はあしもとからやってきて

全身を飲み込んだ

さようなら、

最期にぼくは心の中でつぶやいた

黒い世界のなかで

ぼくはもういちど自分の人生を生きたのかもしれない

それなのにまた同じところで過ちを繰り返す

殺ス感情

　　　どんどんニンゲンが嫌いになりま

 　　　した。

人間よりは怖くない

後ろをついてくる気配と

人間について語り合う