終えるときに知るのでしょう
いつか
生きていて良かったと
思える日はくるのか
いつか
産まれてきたことを感謝できる日は
時を巻き戻せるのなら
産まれてきたくはなかった
価値のない商品は並べられない、のだ
体育が嫌いな私はトイレに逃げ込んだ
便器に座り
トイレットペーパーを
逆回転にクルクルと回しながら
どこか違う世界へと念じた
どこでもいい、
ここではないどこかへ───
扉を開けたら、
現在(2013年11月25日午後2時)だった
鏡を見ると妖怪がこちらを覗き込んでいる
私は言った雨の日は嫌いじゃないと
炭酸ジュースがあれば
だいたいはっぴー
だいたいはっぴーだけど
すぐに弾けてなくなっちゃう…
幸せってそういうもの?
sayonara
音楽から離れることにした
すべては人とつながっていて
自分はその線上にはいられなかった
砂で構築した人間関係を
波が消していくのを見てた
かんたんにそれは壊れて
かんたんになくなった
帰る場所なんてないよーな
眠れる場所さえあればいい
始まる朝と
終わる静けさの
あいだの寿命
帰る場所なんてないけど
帰る
ダリちゃん(中学生)に
書いてもらった
ずっと
“しょうゅう”
だと思っていたらしい
ツライヒビ
勝てない、なんも。
勝たなくていいから、そっと暮らしたい。